2012年8月16日木曜日

米どころのお盆

8/12朝、ここは米どころの新潟県十日町市松之山。魚沼コシヒカリの産地の里山の小さな集落。
人口はこの15年間で約1,000人減少して現在2,600人の限界集落。1,200年以上も集落を見守り続けてきた鎮守に殆どの世帯が集まり、子供は神社の中を拭き掃除、年寄りは周りの草刈と掃除。畏敬と感謝の念を込めて毎年お盆前に当たり前に繰り返されてきた作業は、年寄りの号令で的確な役割分担が指示され、あっという間の一時間足らずでスッキリと凛とした姿に。夏祭りや秋の神楽ほか、事あるごとにこの鎮守に集まり、五穀豊穣、集落の安寧を願う神の社。子供の頃からその神社を掃除し、集いながら生涯みがき続ける暮らしこそ、自然を尊重し、自然と共生するすべを知った人々の信念なんだと感動した。微力ながら手伝わせていただいたが、普段東京や農地でやる草刈では感じたことのない清々しい気持ちと、願いを持ちながら作業をしている自分がいた。

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