2013年1月25日金曜日

土壌診断始まる!

養分バランスのとれた良い作物づくりは
「土づくり」がすべて!
と、教えて下さった JA全農のスペシャリストチームが
土壌診断にわざわざ出向いてくださった!
調査対象は私がカンと勢いだけで16年間店先で続けている
代々木と表参道にある酒樽やプランターの小さな田んぼ…
恐縮な思いが募る中、専用の調査道具を使い
各樽それぞれに土を収集して違いを分析してくださるとのこと。
都会のど真ん中ならではの、他の調査では見られない
貴重なデータが得られるかも、とのコメントもいただき
チームの皆さんの熱意に感動しながらお願いした。
後日いただく調査結果をもとに、JA全農のスペシャリストチームの
皆さんの施肥、作物生育の処方を受けながら、
都心の少量の土の中での米作りの新しいチャレンジを
17年目の成果として楽しんでいく所存だ。
肥料農薬部の皆様、ありがとうございました。
 




2013年1月15日火曜日

玄米もち

うるち米(左・普段食べている江刺金札米)ともち米(右・江刺こがねもち)
都心でもち米はほとんどが精米して販売されているから
玄米はなかなかお目にかかれない。うるち米よりも丸くて大粒。
やはり蒸かし時間も3kgで30分かかる。
精米したもち米ならば20分ほど。
 
つき上がり時間もややかかるがみんなで力強くもちつき!
玄米ならではの香ばしさとつぶつぶの食感を残した
美味しく、何となくヘルシーな玄米もちの出来上がり。
毎年正月に食べているが、秋口から生産者の方に
お願いして玄米もち米をとっておいていただかないと
できない貴重な味わいである。


2013年1月3日木曜日

本年もよろしくお願いいたします

皆様、明けましておめでとうございます。
平成も四半世紀を迎え
炊飯人として
様々な方々や作物との出会い、刺激を大切に
さらに研鑽に努めて参ります。
写真の通り、新潟県十日町市松之山(魚沼)は
昨年末からの大雪で豪雪の始まり、そして
輝かしい日の出と共に明るい巳年を予感させます!

 1月3日からの営業開始、大晦日、元旦と二日間
休ませた精米機も本日からフル稼働開始です!

2012年11月22日木曜日

ひこばえ

 これは田植えしたばかりの苗ではなくて、稲刈り後ひと月たったイネの切り株。
「ひこばえ」と呼ぶ。「ひつじ」とも言う。
 上の写真は岩手県江刺。下は新潟県長岡。どちらも11月。
収穫、そして出荷も終えて静けさを取り戻した産地では、雪が降るまでの2ヶ月くらい
このような春先と見紛うような景色が広がっている。



2012年9月21日金曜日

平成24年産米 収穫始まる~岩手「江刺金札米」

9/19岩手県奥州市「江刺金札米」の収穫が始まった。
東北の岩手も今年の夏は猛暑、少雨でこれまでの経験則
だけではいかない生産者の苦労があったようだ。
私は新米の試食にありつけなかったが、試食した
生産者によるといつも通り美味しかったとのこと。
東北の天日干しは主にこのように棒掛けされて
一週間程度で天地を掛け替えて熟成と乾燥をさせる。
「ほにお」と呼ばれるこの姿が立ち並ぶ秋の光景は日本人
としての心が奮い立ち、ごはんの食欲が益々湧いてくる。
これから天候を見ながら2週間位かけて収穫が進み
生産者たちが順次農協の施設などに出荷し検査を受ける。
生産者にとっては刈り終えた安堵感と成績発表(検査)の
緊張感が相混ざった、一年で最も濃い秋を迎える。
江刺金札米のおとなりは世界遺産の平泉。
車で30分ほどの毛越寺・中尊寺に立ち寄って
今年の無事の収穫にお礼のお参り。
 
 
 

2012年9月17日月曜日

遅ればせながら出穂!

表参道の店先で育てている新潟コシヒカリのイネ。
新潟の自社田んぼの土で、新潟と一日違いの6月の田植え
だが、出穂は約ひと月遅れ。
朝晩の寒暖の差が無いことや、街灯で真っ暗にならない夜。
都会ならではの環境条件がそうさせるのだろう。
同じく代々木の店先で育てているイネは、交通量の多い車道
沿いという条件なども重なってか、毎年さらに遅い出穂である。
この時期、ちょっと郊外に出れば当たり前のように穂を垂れる
田んぼを目にするが、実は2000年超の経験を元にした
技術の伝承と革新による、苦労の栽培が施されているのである。
私たち都心に住む者も、花を育てるようにバケツで気軽にイネを育てて
日本の食文化の中心「米」を知るのもいいものだと思う。
 
そんな思いで毎年6月頃に店先でお配りしている苗。
今年も小平の小学校から順調な成長の便りを頂いた。
イネを育てて観察する5年生と、夏休みもそのイネを見守る先生方。
同じ苗箱のイネたちが今は違うところ(新潟、渋谷区、小平など)
で育っている。そしてその情報交換。
嬉しいニッポンならではの繋がりである。
 

2012年9月11日火曜日

美味い!福島のコメ!弁当!

8月下旬、福島県西白河郡泉崎村を訪れた。
一面に広がる田んぼはぎっしりと実って、
収穫まであと3週間ばかりだろうか。
そこで食べた地元業者さんのお弁当のごはんの美味さに感動!
よくあるボリューム主体の幕内弁当だったのだが、いままで食べた
幕内弁当で一番美味しいごはんだった。
うっかり写真に残すのを忘れて完食してしまって後悔。
製造者のユ〇フーズさんに問い合わせたら
地元、福島県東白川郡のコシヒカリとのこと。
お米はもちろんだが、こちらの炊飯技術も高いのだろう!
今回は団体だったが、一つから買えるのだろうか。また食べたい。