2012年9月21日金曜日

平成24年産米 収穫始まる~岩手「江刺金札米」

9/19岩手県奥州市「江刺金札米」の収穫が始まった。
東北の岩手も今年の夏は猛暑、少雨でこれまでの経験則
だけではいかない生産者の苦労があったようだ。
私は新米の試食にありつけなかったが、試食した
生産者によるといつも通り美味しかったとのこと。
東北の天日干しは主にこのように棒掛けされて
一週間程度で天地を掛け替えて熟成と乾燥をさせる。
「ほにお」と呼ばれるこの姿が立ち並ぶ秋の光景は日本人
としての心が奮い立ち、ごはんの食欲が益々湧いてくる。
これから天候を見ながら2週間位かけて収穫が進み
生産者たちが順次農協の施設などに出荷し検査を受ける。
生産者にとっては刈り終えた安堵感と成績発表(検査)の
緊張感が相混ざった、一年で最も濃い秋を迎える。
江刺金札米のおとなりは世界遺産の平泉。
車で30分ほどの毛越寺・中尊寺に立ち寄って
今年の無事の収穫にお礼のお参り。
 
 
 

2012年9月17日月曜日

遅ればせながら出穂!

表参道の店先で育てている新潟コシヒカリのイネ。
新潟の自社田んぼの土で、新潟と一日違いの6月の田植え
だが、出穂は約ひと月遅れ。
朝晩の寒暖の差が無いことや、街灯で真っ暗にならない夜。
都会ならではの環境条件がそうさせるのだろう。
同じく代々木の店先で育てているイネは、交通量の多い車道
沿いという条件なども重なってか、毎年さらに遅い出穂である。
この時期、ちょっと郊外に出れば当たり前のように穂を垂れる
田んぼを目にするが、実は2000年超の経験を元にした
技術の伝承と革新による、苦労の栽培が施されているのである。
私たち都心に住む者も、花を育てるようにバケツで気軽にイネを育てて
日本の食文化の中心「米」を知るのもいいものだと思う。
 
そんな思いで毎年6月頃に店先でお配りしている苗。
今年も小平の小学校から順調な成長の便りを頂いた。
イネを育てて観察する5年生と、夏休みもそのイネを見守る先生方。
同じ苗箱のイネたちが今は違うところ(新潟、渋谷区、小平など)
で育っている。そしてその情報交換。
嬉しいニッポンならではの繋がりである。
 

2012年9月11日火曜日

美味い!福島のコメ!弁当!

8月下旬、福島県西白河郡泉崎村を訪れた。
一面に広がる田んぼはぎっしりと実って、
収穫まであと3週間ばかりだろうか。
そこで食べた地元業者さんのお弁当のごはんの美味さに感動!
よくあるボリューム主体の幕内弁当だったのだが、いままで食べた
幕内弁当で一番美味しいごはんだった。
うっかり写真に残すのを忘れて完食してしまって後悔。
製造者のユ〇フーズさんに問い合わせたら
地元、福島県東白川郡のコシヒカリとのこと。
お米はもちろんだが、こちらの炊飯技術も高いのだろう!
今回は団体だったが、一つから買えるのだろうか。また食べたい。
 


なんと大粒なうるち米!

大粒だと聞いていた岐阜産の「龍の瞳」を取り寄せてみた。
玄米(タテ6mm×ヨコ3.5mm)の大きさにビックリ!もち米、酒米みたい。
コシヒカリとくらべるとこんなに違う。
いつも通り、優しめに精米。小米選別機も順調に通り、
胚芽もしっかり残り、乳白色というよりは全体に白い色。
左が龍の瞳。右は新潟コシヒカリ。
炊飯してみると、粒の大きさはますます差がハッキリ!
茶碗に盛ると、見た目でもお腹いっぱいになれそうな感じ(^^)
ここまで大粒だと驚きだし違和感もあるが
今後ますます研究開発が進み、味質や姿も楽しみが増えそうだ。